1960年の創立以来、モノづくりひと筋に歩んできた豊産業。長年にわたり、船舶船体ブロック製造や小型船舶造修、鋼構造物製造、撓鉄などを幅広く手掛けてまいりました。これもひとえに多くの方々のご指導・ご支援があってのことと、心より感謝申し上げます。
2014年には、各種港湾作業船の製造に特化した「富士海事工業株式会社(FKK)」とのグループ化により、さらに事業を拡大。作業船の押航に必要な小型船舶“押し船”の新造にも力を入れる中で、これまで以上に技術革新への想いを強くしているところです。
また弊社では今、甲板機械の製造・販売という新たな分野にも挑んでいます。中国・大連の協力会社にて製造したウィンチなどの機械を輸入し、全国の取引先様へと販売。専門スキルをもつ技能者が、その後のアフターフォローまでしっかりと担えるため、すでに高い評価をいただいております。
社会情勢が刻々と変わりゆくこの時代、我々をとりまく環境は決して楽観できるものではありません。けれど、だからこそ見えてくるものがあると思うのです。これまでに培ってきた“技”を強みに、新しい可能性を積極的に探っていきたい。そのことが、さらなる顧客満足の向上につながると信じています。
社員一同一丸となって地道な努力を続けていく所存ですので、今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
豊産業株式会社 代表取締役社長 重岡 良政